有明の習い事といえばかけっこ/陸上競技スクールのTRAC（トラック）！！ と言われるくらい子供達や親御さんにとって価値のある場を作っていきたいと思っています！ TRAC（トラック）コーチの飯塚です！ 今日のブログは『台湾合宿報告』です！ 飯塚コーチのブログは、 「海外の研究とか論文とか引用しているけど、何だか難しそうでよくわからない」 「小難しいことばっかり書いていて、一体何者？」 と言われてしまいそうなので今回はライトな内容で先日行ってきた台湾合宿の報告をさせていただきます！ どうぞ身構えず気楽にご覧ください（笑） <h3 id="had39a070df">1.そもそもなぜ台湾に？</h3>今回、 3月15日から3月20日にかけて、台湾の高雄という街にトレーニング合宿及びコーチング合宿で行って参りました！ 場所としては、台湾の南側の大きな都市になりますね！ 第一印象はとにかくバイクが多いのと、中国文化と 東南アジア文化が混ざったような雰囲気でした！ <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/5e64faa5f5b14e8a8553d5670a5a8ac2/58a3d94440514bb08e4ff612094d8c5b/IMG_7082.JPG" alt=""> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/5e64faa5f5b14e8a8553d5670a5a8ac2/6dd57ccaf4324d41a13f26afaf1e63b4/IMG_7088.JPG" alt=""> さて、今回の合宿はシンガポール、台湾、日本の中高大学生を指導しているコーチたちとその選手が集まって、 トレーニングをしようということで開催が決定し、私も参加して参りました！ 私自身、最近英語の勉強を始めたところですが、学生時代あまり一生懸命勉強しなかったツケもあり、かなり苦戦中でした。 そこで今回の合宿 トレーニングやコーチングの経験を積むことに加えて、語学力な部分も伸ばしたいと思い参加をすることにしました！ ところがどっこい、行ってみると台湾では英語はほぼ通じず、日本の学生さんもさほど英語が得意ではなかったので、結局シンガポールのアスリートにしか英語を使ってコーチングすることができませんでした😅 現地台湾の中高生は基本的に中国語しかわからないため、基本的には通訳さんに頼ってのコーチングとなりました。 なお、今回覚えた中国語は『謝謝』だけです😭 <h3 id="h3d6a0720cb">2.台湾のナショナルスポーツセンターに潜入🥷</h3><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/5e64faa5f5b14e8a8553d5670a5a8ac2/83b1903db82c4d9599699be7fe8ea14a/IMG_7120.JPG" alt=""> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/5e64faa5f5b14e8a8553d5670a5a8ac2/708794b22cb444ddaf916555640e8019/IMG_7148.JPG" alt=""> 台湾合宿では、中高生の授業の時間もあり練習は午後からとなりました。 そこで午前中は現地の日本人の方が勤務されているナショナルスポーツトレーニングセンターにお邪魔しトレーニングを見学させてもらいました。 日本のナショナルスポーツトレーニングセンターにも勝るとも劣らないとても豪華な施設や最新の機器、広大なトレーニング場でオリンピックでも金メダルを取るような選手がハードな練習に励んでいました。 私も実際にストレングスコーチの方に指導を受けて、新しいトレーニングの方法や着目点、アイディアを得ることができました！ ぜひTRACのプログラムの中にも組み入れていこうと考えています。 <h3 id="h2846082da0">3.🇹🇼🇸🇬🇯🇵の中高大学生にコーチング</h3>さて、合宿の問題はなんといってもコーチングです。今回私は400メートルハードル、 400メートル走の選手の指導をさせていただきました！ 走りの動き作りから基礎となる筋力づくり、さらにはちょっときつめなスプリントトレーニングまで指導をさせていただきました。 私自身としても日本語では簡単に伝えられる、『なぜこのトレーニングをするべきか？』の理由やニュアンス、感覚を英語や中国語で伝えるという事は非常に難しかったですが、いかに伝えるかという部分を突き詰めるために非常に良い経験となりました。 最終日は参加した選手全員ででリレー形式のトレーニング（200メートル× 3本× 2セット） 最初は『リレーだやったー！』という雰囲気でしたが、3本目を走って終わると、皆さんこの有様😂 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/5e64faa5f5b14e8a8553d5670a5a8ac2/33fd3952df1f49acb6d5b311777a94de/IMG_7157.JPG" alt=""> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/5e64faa5f5b14e8a8553d5670a5a8ac2/96002b67097745b5be35bc4f68048691/IMG_7154.JPG" alt=""> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/5e64faa5f5b14e8a8553d5670a5a8ac2/45bc74ee476c42babfd30f1581653d60/IMG_7160.JPG" alt=""> この後２セット目あるよと言われたときの悲鳴と顔が忘れられません（笑） これぐらいになるまで一生懸命トレーニングしてくれる選手たちがいると、コーチとしてもコーチングのしがいがありますね！ というように3月15日から3月20日までの台湾の高雄市でトレーニングキャンプをしてきました！ <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/5e64faa5f5b14e8a8553d5670a5a8ac2/fa10a53a93a947b589973429c98a0aa2/IMG_7169.JPG" alt=""> 最近徐々に暖かくなり測定でも良い記録が増えてきましたのでこの調子でさらなる自己ベスト更新を目指して頑張りましょう！ 今後もTRACよろしくお願いいたします！ ご覧いただきありがとうございました！ TRAC 飯塚

台湾合宿報告🇹🇼

こんにちは！月曜日と金曜日のクラスを担当しております、ハッシーこと橋本です！ 皆様いかがお過ごしでしょうか？ 私は花粉症の影響で鼻水と目のかゆみが止まらず、非常に苦しんでおります、、、。 昨年の春は留学をしており、花粉症とは無縁の春を過ごしていたので、花粉症の辛さを2年ぶりに思い出しました（笑）。 そんな春ですが、皆さんはどのような印象をお持ちですか？ 出会いの春、別れの春、お花見、ひな祭り、、、、 「春」という言葉だけで、様々なことをイメージできると思います！ 私にとっての一番の春の思い出と言えば、何と言っても「春休み」です！ 友達と公園で遊んだり、家族で遠出したりと、今思い返せばすごく楽しみにしていたなと思います。 そんな春休みが終わった後には、新学期がやってきます！ 1学期には体力テストや運動会がある子も多いのではないでしょうか？ リレーやかけっこで活躍するには、春休みの継続的な運動は欠かせません！ ですが、春休みには体育の授業がなく、毎日運動できないよ、、、。という子もいるのではないでしょうか？ もしくは、どんな事をすればいいのか分からない、運動はしてるけどもっとレベルアップしたい、という子もいるのではと思います。 そんな皆さんのために、TRACが行っている企画が「TRAC検定」です！！！ TRAC検定とは、毎朝8時に公式LINEで送られてくる今日の課題動画を練習し、それを動画に撮り、公式LINEに送ることでコーチからのフィードバックがもらえるというものです！ <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/5e64faa5f5b14e8a8553d5670a5a8ac2/459fb726eab047ceba6580ed076c2c7a/S__283058178.jpg" alt=""> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/5e64faa5f5b14e8a8553d5670a5a8ac2/8185844614f848698ee6b43454facbbf/S__283058179.jpg" alt=""> ↑こんな動画が来ます <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/5e64faa5f5b14e8a8553d5670a5a8ac2/56f93fcb01b04baea737b812d513f4a5/S__283025416.jpg" alt=""> ↑橋本も挑戦してみました 公式LINEに動画を送ると、、、？ <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/5e64faa5f5b14e8a8553d5670a5a8ac2/f1727913cc6640d686d46761a402292c/TRAC%E6%A4%9C%E5%AE%9A%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8.png" alt=""> ↑動画を送ると、コーチからフィードバックがもらえます！ 検定なので合格不合格はありますが、何回でも挑戦可能なので、できるまで何度でも挑戦しましょう！ TRAC検定には、誰でもできるような簡単なものから、わたくしハッシーもなかなか苦戦したものなど、様々な難易度の種目があります！ これらをすべて春休み中にクリアできれば、新学年でも活躍できる事間違いなしです！ 是非、挑戦してみてください！ 【保護者の皆様へ】 平素より、TRACの活動にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。 TRACでは、「TRAC検定」という春休み期間を通したチャレンジ企画を行っております。 課題動画の確認、コーチへの動画の提出、コーチからのフィードバックはすべて公式LINEを通して行っております。公式LINEの案内は入会時のメールにてお送りしておりますが、公式LINEへの入り方が分からない等ございましたら、スクールの際に現場のコーチにお声掛けいただけますと幸いです。 難易度も簡単なものから難しいものまで様々なものを準備しておりますので、是非お子様と一緒に挑戦してみてください。 今後とも何卒よろしくお願いいたします。

春休みはTRAC検定！！

TRACコーチの大西です。 登場回数が数多くなっていますが、お察しください（笑） 今日は、心に残っている一言を紹介したいと思います。 皆さんもあの人に言われた言葉残ってるなぁという経験ありますよね？ 私も今では、立場的に子供達に言葉を残す側になってしまいました。当の本人は、そんな自覚もなく、後々子供からあの時コーチに言われたことが・・・と言われて思い出す始末です。一層、言葉がけには気をつけねばならないと肝に銘じておきたいと思います。 いきなりですが、TRACの由来をご存知でしょうか？実はコーチたちも知らないかもしれません。大会でも「ティーアールエーシー」と呼ばれ、「トラック」とはなかなか呼ばれません。陸上競技では走る競技のことをTrack=トラック競技と呼ばれますが、私たちは”K“がありません。（その影響で”トラック“と呼称されてないと思いますが） TRACの創設者は各メディアで活躍されている元陸上競技プロ選手の為末大さん（https://www.deportarepartners.tokyo/about/）です。織田裕二さんが世界陸上の解説で「タメぇ〜」と叫ぶ、あの為末さんです。会員の皆さんも初耳の方も多いかもしれません。現役を引退された後に、ご自身で会社を設立され、その一事業として子供のかけっこ教室「為末大学ランニング部」としてスタートしました。その後、2016年の8月に為末大学ランニング部から現在のTRACに名称を変更し現在に至ります。 &nbsp;Tamesue Running Athlete Club &nbsp;Tamesue Running Academy &nbsp;Tamesue Running Asia Club と色んな展開を見据えて、頭文字を取ってTRACとなりました。また、Kがないことで常に探究を続け完成を目指し続けるクラブという意味も含まれています。 話は逸れてしまいましたが、そんな歴史のあるTRACですが、創設者の奥さんにどんなコーチに教わりたいですか？とお聞きしたことが、心に響き今でも指導の際に大切にしています。その際に言われたことが、 「余裕のある人に教えてもらいたい」 ということでした。本当に深いなーと今でも思います。 ・スキルへの知識的な余裕がある ・子供の扱いに余裕がある ・生活に余裕がある ・時間に余裕がある ・トラブルの対応に余裕がある ・心に余裕がある 余裕がある状態は指導現場において何よりも大事な状態であり、子供や保護者さんからの信頼を得るために不可欠なものであるなと考えています。私たちが子供と会う時間が１週間に1度、1時間です。子供と一緒に練習する時間よりも遥かに準備に充てがう時間が長く、準備が9割の仕事だなと思います。 何かを教えるために、子供たちより競技、スキルに対して余裕がなければいけませんし、うまくいかない子供の気持ちに対しても余裕があれば寄り添うこともできます。また、自身の生活や気持ちの乱れがあっては、子供達に対して苛立ってしまうこともあるかもしれません。余裕があれば些細なことでは動じずに、トラブルにもどっしり構えていることができます。 また、余裕を生み出す努力、探究をしならず、現場だけでなく日頃の研鑽にまで影響する言葉だなと思います。 私自身が、“余裕のある人”になれているかはさておき、理想のコーチ像さえ伝われば幸いです。皆さんはどんな言葉が心に残っていますか？

心に残る言葉

こんにちは！ 夢の島スクールに入らせていただいているコーチの髙根です！！ 先月はシャトルランの練習お疲れ様でした！！ 体力テストなどでシャトルランを行う学校も多いのではないでしょうか。 ただ走るだけではなく、「止まって、折り返す」が加わってしまうことがシャトルランの難しさなのではないかと考えます。 陸上競技では、「止まる」という動作はありません。 しかし、子供の内から色んな動きをして、自分の身体の使い方を学ぶことは、陸上を含めてどのスポーツにも役立ちます。 シャトルランは、持久力の種目に思われがちですが、一言で片づけることはできません。 リズムに合わせてペース配分を考える力や、線に合わせて減速する力、そこから加速する力も身に付きます。 これらのことが全てできて初めて、シャトルランの回数を伸ばすことができます。 では、具体的にはどうしたらいいのでしょうか？ テクニックを3つ紹介していきます！！ 余談ですが、髙根コーチのシャトルランのベストは中学三年生の時の159回です！ ①ターン前後になるべくダッシュしない！ 　まずはターンのコツです。シャトルランの特殊な動きとして、減速して、ターンして、加速するという動作があります。 　この減速と加速には、普通に走るよりも大きな力を発揮するため、負担がかかります。 　当然、ダッシュしているときに急に止まるのと、少しゆっくりなスピードで止まるのとでは、足にかかる負担が変わります。 まだスピードに余裕がある時は、ターン直前は少しスピードをゆるめてターンするようにしていきましょう！ 　そして、折り返した後すぐにダッシュするのはなるべく控えましょう。急にダッシュするよりも、徐々にスピードをあげていく方が足への負担が減ってきます。 　徐々にスピードをあげて、徐々にスピードをゆるめていくことをなるべく意識していきましょう！ ②折り返しの足はたまに入れ替える！ 　続いて、ターンの足についてです。 　皆さん、ずっと同じ足でターンしていませんか？ 　実は、ターンの足はたまに入れ替えた方がいいです。もちろん、その方がバランスよく鍛えることができるという意味もありますが。 　ずっと同じ足でターンをし続けると、一方の足に極端に負担がかかります。もう片方の足でターンをすることで、効率的に足を休めることができます。 　スピードがあがってギリギリになると意識するのは中々難しいと思うので、余裕があるときはあえていつも反対足でターンしてみるのもいいでしょう！！ ③合図音ギリギリで線を踏む 　最後に、スタミナをいかに温存していくかについてです。 　よくシャトルランで、最初のゆっくりな時にもダッシュして、合図が出るまでゆっくり休んだりしている人を見かけませんか？？ 　最後までスタミナを持たせたいなら、なるべく止まっている時間を作りたくありません。①で説明したように、減速と加速には負担がかかります。ダッシュすることで、速く走るための加速と、止まるための減速でエネルギーを使ってしまいます。なので、合図音ギリギリに合わせて、ゆっくり加速してからゆっくり減速して、足の負担を減らしていきましょう！ まとめ！！ ①ターン前後はダッシュをなるべくしない！ ②折り返しの足はたまに入れ替える！ ③合図音ギリギリで線を踏む この３つを余裕がある時にきちんと意識しましょう！ そして余裕がなくなってきたら、最後は気持ちで負けずに全力で頑張ることが回数を伸ばすコツです！ 皆さんのシャトルランのベスト更新を楽しみにしています！！

どうやったらシャトルランの回数は伸びる？？

こんにちは TRACコーチのゴリラこと増原大観（ますはらたいかん）です🦍 火曜日の担当をしております。 ここ1年くらいはゴリラとしか呼ばれないため皆様名前を知っていましたでしょうか？笑 	 現在はTRACのコーチの他にパーソナルトレーナーをやりつつ現役で陸上の短距離をやっています。 〈親御さんも一緒にお家でできるトレーニング〉 先ほどもお話ししましたが、TRACとは別でパーソナルトレーナーをやっています。そこではダイエットやボディメイク、機能改善を目的としている20代〜70代の方のトレーニングを見ています。 そんな私だからこそ今回はお子さんの体づくりや、親御さんのダイエットや機能改善に繋がるようなトレーニングを紹介していきます💪 今回の種目は腕立て伏せです。 腕立て伏せは、大胸筋（胸）と上腕三頭筋（二の腕の裏側）を鍛える種目です。 腕立て伏せをすることで体の横振れを抑えるかつ、力強い腕振りができるようになります。 親御さん達は大胸筋、二の腕の引き締めに繋がります。 レベル1 膝つき腕立て伏せ（お手本動画は<a href="https://www.youtube.com/watch?v=hkH_r-qX07E" target="_blank" rel="noopener noreferrer">こちら</a>） ①うつ伏せになり肩幅より手一個分広めにする ②足を伸ばしてつま先を立て、頭から足首までがまっすぐになるようにする ③膝を地面につける ④肘の角度が直角になるまで体を床に下ろしていく ⑤床を押して体を持ち上げる レベル2 膝つき狭めの腕立て伏せ（お手本動画は<a style="background-color:#ffffff" href="https://youtu.be/XP_UD2fbwjE" target="_blank" rel="noopener noreferrer">こちら</a>） ①うつ伏せになり小さい前ならえをする ②足を伸ばしてつま先を立て、頭から足首までがまっすぐになるようにする ③膝を地面につける ④胸が地面スレスレになるまで降ろす ※できない場合は降ろせるところまで体を降ろす ⑤床を押して体を持ち上げる レベル3 腕立て伏せ膝をつかないバージョン（お手本動画は<a style="background-color:#ffffff" href="https://www.youtube.com/watch?v=xLWC-IbExJ0" target="_blank" rel="noopener noreferrer">こちら</a>） おまけ お子さんを乗せての腕立て伏せ（お手本動画は<a style="background-color:#ffffff" href="https://www.youtube.com/watch?v=YbgZo12KoVM" target="_blank" rel="noopener noreferrer">こちら</a>） 是非挑戦してみてください！

親子でできるゴリトレ講座　その１

TRACの大西です。 かけっこのコーチをしていると一年の陽の長さに敏感になってきます！もうすぐ春が来るかなーと感じています。サムイノキライ・・・ さて、今日は趣向変えて、小難しい話はしないように書こうと思います。（決して疲れたわけではありません笑） 今更ながらですが、ドラマ：グラメゾン東京に年末くらいからハマっており、移動時間を使ってドラマは３周見ました！もちろん特別ドラマ、映画も・・・何をそんなに？と思いになるかと思いますが、結構これが指導の現場でもわかる！という共感できることがたくさんあります。TRACのコーチたちにもぜひ見て！とおススメしています。 少々ネタバレ感もありますが、お許しください。 グラメンゾン東京は、高級フレンチレストランとして、ミシュランの３つ星を目指し、仲間集めから開店、ミシュランへの挑戦を描いたドラマです。 その中でも、僕が好きな回は第６話の芹田くんにフォーカスされた話です。芹田くんは、レストラン開店前から見習いとして関わるアルバイトの青年です。キムタク演じる尾花に憧れて、日々料理の腕を磨く日々を過ごします。もちろん見習いですので、任される仕事は下準備ばかりでなかなか腕を認められない日々に悶々としたところから始まります。芹田くん自身も自身の腕の無さを自覚し、1日でも一人前と認められるように市場の魚屋さんに弟子入りし腕を磨きます。 ある日、その腕を見せるチャンスが訪れますが、そのことで尾花に激昂されます。芹田くんはなぜ激昂されたか理由がわからず、この尾花の激昂についに耐えきれず、芹田くんは店を後にします。そして、あろうことか三つ星の狙うために開発中のメニューをライバル店に渡してしまいます。ぜひ本編へ・・・笑 この回では、コーチング現場でも良くわかるなーと共感しっぱなしでした。語り尽くせないので２点ほどご紹介します。 まず、芹田くんが自分の実力の無さを自覚し、修行に行くシーンになります。自身の実力を正面から受け止めることは、かなりの痛みを伴うこともあり簡単ではありません。ですが、芹田くんは自分の腕を磨き、1日も早く一人前になれるように修行をします。恐らく芹田史上最も頑張ったことかもしれません。ですが、他のグランメゾンのメンバーから特段賞賛されることもありませんでした。なぜなら、彼らは世界最高峰の称号を目指しているため、何か足りていないのならば足りるように行動するのが当たり前という世界で生きているからです。芹田くんが修行しているのは他のメンバーも知っていましたが、それは当たり前のことであり、特段賞賛を贈るものではなかったのです。 陸上競技でも名門や強豪と呼ばれるチームは、何か特別なことを行なっているというより、当たり前の基準が非常に高く、視座が高いことが日常になっているように思います。コーチングでもスキル・知識を持っていることは当たり前で、足りないと思うのであれば日々コーチ自身も研鑽しなければなりません。当たり前の基準を高いコーチング集団を作りたいなと思いました。 ２つめは、レシピをライバル店に渡してしまうシーンです。一向に、認めてくれない他のメンバーへの当てつけでした。ライバル店では提供されたレシピで料理を作りますが、グランメゾンのものとは同じものにはならずメニューには加わりませんでした。芹田くんはレシピを渡してしまったことをメンバーに謝罪しますが、一蹴されます。料理の世界ではレシピにはそれほど価値はない、オープンソースであることを諭されます。同じレシピを使っても同じ料理を作れるほど単純な世界ではなく、プロフェッショナルを甘くみるなと嘲笑われます。 これもSNSやネットで検索すれば“早く走る方法”、“正しいフォーム“に関する情報は無料で多数出てきます。中には、TRACの練習で行なっているものもたくさんあると思います。それだけ走る練習に有効なことは、どこの、誰が言っても差異がないとも言えます。しかしながら、料理と同じように、そのメニューをどのタイミングで、どんな言葉で、前後の流れを考えて、参加している子どもの年齢・モチベーションによっても同じメニューであったとしても効果は変わってきます。私たちコーチが必要とされる一つの理由だと思います。状況に応じて、段階を作ったり、表現を変えたり、同じメニューであっても伝わり方はまるっきり変わってきます。プログラムよりもどのように伝えるか？に価値はあると考えています。 &nbsp;まだまだ語りたいことはあるのですが、キリがないのでこの辺でやめておこうと思いますが、ぜひお時間ある時にご覧頂きたいドラマのご紹介でした！

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